活動概要
東京大学・相馬プロジェクト
私たち「東京大学・相馬プロジェクト」は、東京大学の学生・院生を始めとした、大学生が主体となって活動を行っている団体です。
これまで私たちは、2019年度より、福島県相馬市の中学校を中心に、様々な支援活動をおこなってきました。
「子どもたちに〈自分事〉として将来のことを考えてほしい―」
これは、私たちが相馬の方々にインタビューする中で、何度も何度も耳にした言葉です。相馬に住む子どもたちが、自分たちの将来について主体的に考え、充実した人生を送れること。それが、地域の人たち、そして私たち相馬プロジェクトの願いであり、活動の理念です。
私たちは、普段接することの少ない東京の大学生だからこそ、子どもたちの刺激になると考え、中学生が自分の将来について調べ、考えるお手伝いをしてきました。これまでの活動については、こちらをご覧ください。
代表挨拶
大塚類
はじめまして。東京大学・相馬プロジェクト代表の東京大学大学院教育学研究科の大塚類と申します。
母方のルーツがある相馬市で学生と共に震災復興に携わりたい、という思いが実現したのは、2019年のことでした。その後はコロナ禍によって中学校を訪問できない日々が続きましたが、相馬市観光協会の全面的なご協力のもと、相馬について学び、相馬で活躍されているたくさんの方々とお会いできました。その成果が、『相馬のかっこいいおとな・お仕事カタログ』です。
2023年からは相馬市内の県立高校との協働も始まります。これからも相馬の子どもたちや相馬のみなさんと共にたくさんの経験ができれば、これほど嬉しいことはありません。今後ともご支援・応援いただきますよう、心よりお願い申し上げます。
活動実績
長期期間中の学習支援活動
夏休みや冬休みなどの勉強が疎かになりがちな長期休暇の間、期間限定の特別スクールを開催し、中学生の宿題や受験勉強のお手伝いを行っています。
スクール中は勉強だけでなく、簡単なワークショップを行ったり一緒に身体を動かして遊んだりするなど、子どもたちとの交流も大事にしています。
相馬のかっこいいおとな・お仕事カタログの作成
相馬の中学生が、地元の仕事について知り、自分の将来を考えるきっかけとなるように、キャリア支援用の教材「相馬のかっこいいおとな・お仕事カタログ」を作成しました。
カタログには、相馬商工会議所の小幡広宣さんのご協力のもと、相馬で活躍する29人の大人たちのインタビューが掲載されています。