こんにちは、東京大学・相馬プロジェクトです! 8月23日は双葉町教育委員会教育長の舘下さんと、昨年度をもって退職された中村第二中学校の星先生に勉強会をしていただきました。
初めは、舘下さんに「震災から現在までの双葉町の歩み」という題目で、双葉町の被災時の状況や、今後の教育復興についてなどのお話を伺いました。その後、星先生と舘下さんに案内していただき、双葉町立双葉中学校の旧校舎を訪問しました。
校舎内は、2011年3月11日から時が止まったような状態になっていました。教室には、当時の生徒の教科書や本、帽子などの持ち物や掲示物がそのままになっています。震災当日は、双葉中の卒業式があったため、黒板にはクラスメイト、担任の先生に向けたメッセージが残されていました。黒板には、コーティング加工が施されており、今も当時のままの状態で保存されています。
職員室や給湯室は、地震によって備品等が散乱した状態のままになっていました。
震災当日の、卒業式を終えたばかりの先生方や生徒たちのことを考えると、言葉が出ませんでした。
双葉中学校の旧校舎は、すでに取り壊しが決まっており、新たな教育施設の候補地になるそうです。何かしらの形で、当時の生徒たちが旧校舎との別れを告げる機会があればと思います。
(写真)
1枚目(左):舘下さんによる勉強会の様子
2枚目(右):双葉中学校の正面玄関
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